ウルトラマンと「ビジネス会議」

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── ジャパニーズポップカルチャーで読み解く、生産性の話


困った問題が起きている!

会議が、長い。
しかも、なぜか終わったあとに何も決まっていない

この状況、どこかで見たことはありませんか?

思い出してください。
ウルトラマンは、なぜ巨大化して戦うのでしょうか。

巨大化して戦うということは、
同時に街を壊すリスクを背負うということです。

これは、戦後日本の高度経済成長とも重なります。
スピードと規模を優先し、多少の歪みや破壊には目をつぶる。
結果、日本は急成長しましたが、同時に公害や都市問題も生まれました。

実は――
会議も同じ構造をしています。


会議は、もっとも稼働を奪う装置である

会議は「調整」や「合意形成」のための装置です。
しかし設計を誤ると、こうなります。

  • 参加者が増えるほど、時間は指数関数的に膨らむ
  • 誰も意思決定をしないまま、時間だけが消える
  • “話した感”だけが残り、行動は生まれない

これはもう、
巨大化しすぎたウルトラマンが街を踏み荒らしている状態です。

生産性は、確実に壊れています。


解決方法は、これだった!

ウルトラマンは、だらだら戦いません。

なぜなら――
3分で決着をつけなければならないからです。

時間軸を「3分」に固定せよ

会議にも、同じ時間軸を導入します。

  • 最終ゴールは「スペシウム光線」
  • そこに至るまでのキックとパンチは、論点整理と確認
  • 無制限の議論は禁止

つまり、
逆算型の進行設計です。


カラータイマーは、現代の印籠である

ウルトラマンの胸にあるカラータイマー
あれは単なる演出ではありません。

「あ、もう時間がない」
という全員共通の合図です。

これは、
水戸黄門の印籠と同じ役割を果たします。

ここから先は、もはや異論は出ない
合意形成フェーズに入った、という合図


会議進行フォーマット(そのまま使える例)

🟢 カラータイマー(冒頭3分)

  • 状態報告
  • 順調 / 遅延 / 前倒し
  • ±報告
  • YoY(前年対比)
  • WoW(前週対比)

※ 数字は「理由を語るため」に使う。
※ 分析はしない。事実だけ。


🔵 スペシウム光線(最後30秒)

  • Next ToDo
  • その理由(Why)
  • 誰が / いつまでに

ビームは、
必ず1本だけ撃ちます。


そして、街は救われた

無駄に巨大化しない会議は、
街――つまり組織のリソースを壊しません。

週次定例は、

  • 誰かが詰められる場でも
  • 延々と説明する場でもなく

各自が、頭の中をスッキリ整える場になります。

結果として、

  • 会議時間は短くなる
  • 決定は速くなる
  • 実行が前に進む

ヒーローは、
必要なときに、必要な分だけ力を使うのです。


あなたもやってみよう!

次の会議で、こう宣言してみてください。

「この会議は3分でカラータイマー、
最後はスペシウム光線で終わります」

最初は笑われるかもしれません。
でも、終わったあと――

“今日は早かったですね”
と言われたら、勝ちです。

ヒーローは、
派手に戦うことではなく、
街を守ることが仕事なのです。